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巨岩ローレライ [2014-15欧州3ヶ国の旅]

2015年1月4日(日) 午前11時53分 ドイツ連邦共和国 ケルン中央駅

ケルン中央駅のホーム
ケルン中央駅

フランクフルトへ向かう列車、IC2023は定刻通りにケルン中央駅のホームに入ってきた。
いよいよ今回の取材のスタート地点であり、かつゴールであるフランクフルトへ向かう。
そのルートは前回も記したとおり、ライン川沿いを走るルートである。
時間のことを考えれば、川沿いを走らないルートの方がフランクフルトへは早く到着する。
それでも、車窓からの景色を楽しむのであれば、ライン川沿いのルートである。
座席は自由席。がらがらである。進行方向左側、窓側の席に座る。
この座席からライン川、いくつかの古城、巨岩ローレライが見えるはずである。

ライン川
ライン川

実はこの路線。途中までではあるが2005年にも乗っている。
コブレンツという駅で乗り換え、ルクセンブルクを経てパリへ向かったのであった。
その時、"Remagen"という駅で停車したことをよく覚えている。
これは映画「レマゲン鉄橋」の"Remagen"だなと、にわかに一人興奮したのであった・・・。
私が期待している古城やローレライ。それらはコブレンツ駅の先に位置している。
だから、それらは私が初めて見る風景ということになる。

車窓から①
車窓から

列車はライン川に沿ってずっと走る。まあ、そういう路線を選んだから当たり前である。
対岸にかわいらしい町がいくつも出現する。これもまた何枚も写真に収めてしまった。
しかし、写真ではかわいらしさがなかなか伝わらないのがとても残念である。
さあ、コブレンツ駅を通過すると、私にとっては初めて乗車する区間となる。
そろそろ古城が見えてくるのではないか知らん・・・。

車窓から②
車窓から

目を凝らして、ようやくお城を見つけ、写真に収める。「ねずみ城」という古城である。
なんとも珍妙な名称であるが、乗車中パッと見て「ねずみ城」であると認識できたわけではない。
帰国後に調べてわかったのである。
ガイドが説明してくれるわけでもなく、車内アナウンスで古城の説明があるわけでもない。
だから、古城らしき建築物を見つけたらとりあえずシャッターを切るのみである・・・。

ねずみ城
ねずみ城

このように古城であれば、見ればお城であるとわかるからよいのである。
しかし、巨岩ローレライはどうであろうか。
ローレライがどのような形状の岩であるのか、私は全く知らないのであった。
ローレライ・・・。
ハインリヒ・ハイネの詩に詠まれただの、麗しい少女が船頭を誘惑する伝説だの・・・。
私には断片的な知識しかないけれども、何というかその響きには魅惑的なものがあるが・・・。

ローレライか?
ローレライ?

これがローレライか?と迷っている間も列車は容赦なく進行していくから油断はならない。
そのような岩がいくつかあったのだが、ついに、これがローレライであろうという岩が現れた。
ライン川沿いに切り立った崖を呈している。だが、確信が持てない・・・。
後方に去って行くローレライらしき岩を目で追う私・・・。そして私は見た。

"LORELEY"

その巨岩の下の河川に近いところにそのような地味な看板がぽつんとあったのを見た。
私はひとり「あっ」と小さく声に出してしまった。
やっぱりこれがローレライであった・・・。

拡大
ローレライだった・・・

俗に「世界三大がっかり」というと、諸説あるが、以下の3つの名所を指すことが多い。
・ブリュッセルの「小便小僧」
・コペンハーゲンの「人魚姫」
・シンガポールの「マーライオン」
この内、私は「小便小僧」、「マーライオン」を訪れている。
特に「小便小僧」とはこの前日に十何年ぶりかで再会をしている。

車窓から③
車窓から

その「小便小僧」、「マーライオン」の2つに関して、私は特にがっかりした記憶はない。
何というか、「三大がっかり」ということがここまで流布すると、こちらも覚悟ができている。
だから、実物を見てもがっかりというほどではないと思う。
むしろ、今では「人魚姫」を訪れれば「世界三大がっかり」制覇だ!などと嘯いている私がいる。
しかし、ローレライはいけなかった。そのような覚悟がなかったものだから。
"LORELEY"のしょぼい看板がさらにそれに輪をかける・・・。
さて・・・。フランクフルト中央駅が近づいてきた・・・。

フランクフルト中央駅
フランクフルト中央駅
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ケルンの朝 [2014-15欧州3ヶ国の旅]

2015年1月4日(日) 午前8時19分 ドイツ連邦共和国 ケルン

ホテルの窓から
ホテルの窓から

帰国の日である。フランクフルト発成田行きのJL408便は午後7時10分のフライト。
夕刻にはフランクフルト空港にはいなければならないだろう。
その前にちょっとフランクフルトの取材もする予定である。
さて、今はまだケルンである。ホテルの窓から大聖堂が見える。

ホテルの廊下から
ホテルの廊下から

昨晩は外観を眺めるだけだった大聖堂に入ってみる。
以前ここを訪れた際には塔に上ってみたが、高所恐怖症の私にはひどく怖かった記憶がある。
今回は上らなくていいし、まだ朝早いから上れるか知れない。
ゆっくりと聖堂内をぐるりと巡るのみである。

大聖堂内①
大聖堂内

ステンドグラスが素晴らしい。
なかでも一風変わったステンドグラスを目にして足を止めた。
抽象的なデザインで、様々な色の小さな正方形で窓の空間が埋められている。
前回訪れた際は、こんな変わったステンドグラスがあったとは気づかなかった。
帰国後に調べたが、このステンドグラスは現代芸術家、ゲルハルト・リヒターによるものだそうだ。
2007年から公開されているものであるらしい。
前回、私がここを訪れたのは・・・。2005年。当時はまだなかったわけだ。

ステンドグラス
ステンドグラス

リヒターのステンドグラス拡大
リヒターのステンドグラス

そうだ。聖堂内のお土産屋さんはどこだろうか。
開いていれば、ケルン大聖堂のパイプオルガンの演奏を収めたCDを探し求めるところだ。
以前の記事にも載せたけれど、そういうCDを自室でかければ、自室で大聖堂の気分を味わえる。
まあ、買ったところで、自室でCDをかけることもまずないのだが・・・。
結局、お土産屋さんはみつからなかった。
それ以前に、日曜であるから、もうすぐミサが行われるような慌ただしい気配がある。
※この後、大聖堂前の広場で1件のお土産屋さんに入った。
 何種かCDが売られていたが、パイプオルガンの演奏であるか判然とせず購入しなかった・・・。

大聖堂内②

ケルン大聖堂

大聖堂から出てきて、改めて外観を眺めてみる。
雲一つない青空に大聖堂の尖塔がよく映える。これもまた何枚も写真に撮ってしまった。
早朝でまだ路面が凍結している。そんな中あてもなく大聖堂周辺をぐるぐる歩いた。
そんな状態で時刻は午前10時半近くになった。そろそろケルンはいいかな・・・。
本当ならば、昼食もケルンでとり(ビールを飲み)、次の目的地へ向かいたい気持ちもあったが・・・。
ホテルへ戻り、チェックアウト。ケルン中央駅へ向かった。

ミサ
再度、大聖堂内に入ってみたら、ミサが始まるようだった

ケルン中央駅
ケルン中央駅

さて、ケルンからフランクフルトへ向かうルートである。
このルートにはライン川沿いを走るルートとそうでないルートがある。
車窓からの景色を楽しむのであればライン川沿いを走るルートである。
ライン川沿いを走るルートはボン、コブレンツなどの町を経由する。
この路線を選択すれば、ライン川沿いの古城や巨岩ローレライを望むことができるだろう。
というわけで、午前11時53分発のICの乗車券を購入。47ユーロである。

購入画面
乗車券購入画面

まだ乗車まで時間があるので、駅構内をうろうろしていたら、ソーセージ屋さんを見つけた。
日本の立ち食いそばのようにしてそのソーセージ屋はあったが、なんともおいしそうである。
適当に注文し、食べてみた。あふれ出す肉汁。やっぱりおいしかった。
ケルンの人はこんなおいしいものを毎日駅で食べられるのか・・・。
値段は3ユーロとか4ユーロとかだったと思うが、今回の取材の中でも忘れられない食事となった。

食べたもの
食べたもの
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ケルン到着 [2014-15欧州3ヶ国の旅]

2015年1月3日(土) 午後7時13分 ベルギー ブリュッセル南駅

ブリュッセル南駅
ブリュッセル南駅のホーム

列車番号9473、次の目的地ケルンへ向かう特急列車タリスがホームへ入ってきた。
列車は定刻に発車。窓側の席の私はぼんやりと車窓からもう真っ暗な景色を眺めている。
途中、リエージュという駅に停車する。本当ならばこの街に立ち寄ってみたかった。
リエージュ。映画好きの私、この街を映画監督ダルデンヌ兄弟の出身地として記憶している。
これは帰国後の話だが、盗用疑惑で騒動となった佐野研二郎氏の五輪エンブレム。
問題となったのが、この街にあるリエージュ劇場のロゴとの類似であった。

タリスが来た
タリスが入ってきた

リエージュでは毎週日曜日に大規模な朝市が開催されるのだという。
その朝市を訪ねてみたかった。
今日は土曜日。リエージュで下車し宿泊すれば、翌朝朝市に繰り出すことができる。
しかし、日曜日は帰国の日なのである。私はフランクフルトまで戻らねばならない。
フランクフルトから成田へ向かうJL408便は午後8時30のフライトである。 
その2時間前までに空港に着いているとして・・・。

いろいろ逆算して考える。
リエージュの朝市の後、夕刻までにフランクフルトへ向かうのはちっとも無理ではないだろう。
しかし、何が起こるかわからない。考えすぎてもしょうがないのだが、不安になってきた・・・。
結局、できるだけフランクフルトへ近づいておこうということでケルン宿泊にした。
ケルンも過去に訪れたことのある街である。
それよりは訪問したことのない街を歩いてみたかった。
今は窓からリエージュの駅を見つめ、街の様子を想像するだけである。

ケルン到着
ケルン中央駅到着

ケルンには午後9時20分頃到着。ドイツに戻ってきた。
「4711」のネオンがよく目立つケルン中央駅のホーム。
「4711」。オーデコロンの元祖のブランド名である。"eau de Cologne"は「ケルンの水」。
私にとって「ケルンの水」といえば、ケルンのビール「ケルシュ」であるのだが・・・。
その「ケルンの水」をいただく前に、さっさと宿にチェックインしよう。

4711
「4711」の広告

ibis hotel
Ibis Hotel

ケルンのホテルはケルン駅に直結している"Ibis Hotel"にした。1泊90ユーロ程だったか。
振り返ると、まるでバットマンが出てきそうな夜空を裂くように大聖堂が聳えている。
チッェクインを済ませ、駅前広場に出てきた。
この駅前広場で、この年の大晦日、集団性暴行事件が発生することになる。
このときは平穏そのもの。そんな空気は微塵もないように思えたが。

部屋
泊まった部屋

ケルン大聖堂
ケルン大聖堂

まずは、大聖堂の周囲をぐるりと回り、近くのレストランに入ってみた。
"Gaffel am Dom"というレストラン。店内はかなり広い。
入店するとアジア系のスタッフがすぐにメニューを持ってきた。
適当に一番安い"Apfel Reibekuchen"というのをオーダー。もちろんケルシュも。
ケルシュはシュタンゲという小さく細長いグラスで提供される。だからすぐ飲んでしまう。
すると、スタッフはすかさず次のケルシュを置いていく。
複数のケルシュを運ぶ特別の道具をぶらぶらさせながらスタッフは店内をうろついているのだ。

ケルン中央駅前
ケルン中央駅前

ケルシュ
ケルシュ。1杯1.70ユーロ

最終的に、私はケルシュを4杯飲んだ。1杯200mlであるから、そんなに飲んだわけではない。
スタッフは4杯を飲み終えた私を見て、もういいでしょ?というような風であった・・・。
一方、食べたものであるが、ポテトパンケーキにリンゴのソースが付け合わされたものであった。
これらはよかったが、一緒に出てきた黒パンのようなものがどうも口に合わなかった。
ぱさぱさしていて無味なのである。これで締めて13.70ユーロ。
時刻は午後10時半を回っている。明日の今頃はもう帰国の機中である。

食べたもの
食べたもの
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グラン・プラス [2014-15欧州3ヶ国の旅]

3ヶ月以上更新していませんでした。
深刻な理由があるわけではなく、やらなくなると、やらないでいてしまうもので・・・。
(逆に執筆し始めると止まらなくなることがある)。
この沈黙はパソコンがうまく動作しなくなってしまったということが主としてあります・・・。
そんなわけで、先日ついにパソコンを買い換えましたよ。快調に動作しております。
じゃあ、久々に更新してみようかなと。そう。2014~15のヨーロッパ取材記の途中でした。
もう、1年半も前のことですが、途中で終わらすのもなんなんで頑張って思い出しますか。

・・・


グランプラス
グラン・プラス

2015年1月3日(土) 午後4時38分 ベルギー ブリュッセル 

一応ベルギー・ビールを飲み、現在の時刻は午後4時30分を回ったところ。
相変わらず天気は悪いが、もう少しグラン・プラス界隈をぶらぶらし、駅に向かうことにする。
次の目的地、ケルン行きの高速列車タリスが出るのが午後7時28分である。
まずは、"de BEER TEMPLE"というビール専門店へ。

ビールのお店
"de BEER TEMPLE"

このお店は、12年前この街を訪れた際にも立ち寄ったことがある。
お土産としてシメイ・ビールのボトルとグラスがセットになったものを購入したのだった。
今ではそんなものは日本でも買えるとわかっているけれど、当時はそんなに知識もなかった。
また、このボトルグラスのセットは機内持ち込みで日本に持って帰った記憶がある。
そのときはまだ液体持ち込み禁止の措置がなかったのだと思われる。
今じゃ考えられないが、それで大丈夫だったんだな・・・。

コースター
ベルギー・ビールのコースター(注:これは今回購入したものではありません)

今回はというと、買っても預け荷物にする必要があるからビールは却下。残念である。
もちろん日本に送る手配をすることもできるけれど、そこまですることもない。
結局、ばらまき土産用のビール・コースターを購入するのだった。
ショップカード(名刺)として紙製のビール・コースターが置いてあったので1枚記念にいただく。

トランプとコースター
ベルギー・ビールのトランプ(左)とビール専門店のショップカード(右)

お土産屋さんがいっぱいある。
小便小僧の置物が小さいものから大きいものまで順々にマトリョーシカのようにして置いてある。
小僧の頭部が栓抜きになっていたり、小僧の股間がスクリューになっているワイン開けだったり。
私としては置物は置物でよいのであって、そこに別の機能が付与されているのは気にくわない。
だから、そういう置物は買わないのだが、じゃあ何を買ったんだというとビール・トランプ・・・。

セルクラースの像
セルクラースの像。触ると幸せになれるらしい

そう。やはり小便小僧には会っておくべきか。別に義務ではないだろうがせっかくだ。
ビール専門店のある側からグラン・プラスを横切り、セルクラースの像がある通りを直進。
12年たっても小僧は小便をしている。だから小便小僧なのだが。
数枚キャメラに収めて、グラン・プラスの方へ戻るとライトアップが始まっている。
時刻は午後5時。今始まったのだろうか。市庁舎を照らす光が青、緑、赤と刻々と変化していく。
あいにくの雨なので、傘の群れが邪魔ではあるが、何枚も写真に撮ってしまった。

小便小僧

小便小僧

ライトアップ①

ライトアップ②

ライトアップ③

気がつくと、空も暗くなり始めている。そろそろブリュッセル南駅に向かうことにした。
ホテルに戻り、預けているスーツケースを受け取り、南駅へ。
乗車するタリスのホームまで歩いて行く、タリスのインフォメーションにキャメラを向ける。
そこに座っていたスタッフのおっさんが小さく手を振ってくれた。
なんだか平和な光景であるが、この美しい街でも今年テロが起こってしまった。
タリス乗車時、荷物検査などなかったが、今は違うのだろうか?いやな時代になった。

タリスのインフォメーション
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