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3ヶ国目チェコへ [2015中欧3ヶ国の旅]

2015年12月30日(水) 午前6時21分 オーストリア共和国 リンツ中央駅

リンツ中央駅
早朝のリンツ中央駅

取材5日目の朝。今回の旅ももう終盤である。
午前5時台には起床して、ホテルをチェックアウトした。
今日はこれから今回の旅で3つめの国となるチェコ共和国に向かうのである。
向かう町の名はチェスケー・ブジェヨヴィツェ(長くて舌を噛むので以下CBとする)。
ただし、CBでもゆっくりしていられない。夕刻にはここリンツに戻ってくる。
そして列車を乗り換えて、今回の最終目的地であるウィーンへというスケジュール。
CBで少しでも有意義な時間を過ごそうではないかと、こんなに早起きをした。
リンツ取材はなんとも中途半端であった。CBではそんなことがないように願うばかりである。

リンツ中央駅構内
リンツ中央駅構内

この5日目の取材。取材場所について、私は渡航前、大いに悩んだのである。
結果的にCBに行くことにしたのだが、CBに行かずにメルク修道院に行こうかとも考えた。
メルク修道院は、バロック様式の壮麗なる修道院である。
「ヴァッハウ渓谷の文化的景観」の物件のひとつとして今は世界遺産となっている。
リンツからメルク修道院のあるメルクまでは鉄道で1時間ほど。
これははっきり言って、CBに行くよりかなり楽であろう。

時刻表
午前7時21分発の列車に乗ります

ただし、メルク修道院。冬期は自由見学ができないのであった。
冬期はガイドツアーで巡ることになる。その時間は午前11時からと午後2時からだという。
そのツアーの時間に間に合うようにメルクへ行き、修道院取材後ウィーンへ・・・。
まあ無理のないスケジュールではあるのだが、自由に見学できないというのが・・・。
それに比べ、CBでは自由である。それにCBではビールがある!
いや、メルクでもビールはあるだろう。CBではビール醸造所が見学できるのだ!
これが決め手なのであった・・・。

コインロッカー
荷物はコインロッカーへ

時間に余裕がなさそうだったので、リンツ・CB間の往復の乗車券は渡航前に購入済。
私は以下の列車に乗ることにした。
行き:REX3800 リンツ中央駅発 午前7時21分 → CB駅着 午前9時53分 
帰り:R1545 CB駅発 午後4時13分 → リンツ中央駅着 午後6時24分
この往復で49.20ユーロである。

列車が入ってきた
列車が入ってきた

外はまだまだ暗く駅構内も閑散としている。まずはコインロッカーにスーツケースを収納する。
電光掲示でホームを確認し、1番ホームへ。午前6時40分頃に列車が入ってきた。
早速乗り込んで、昨晩、リンツ中央駅のスーパーで購入したサンドウィッチをほおばる。
これが朝食である。昨晩、今朝と食事がとても寂しいがかまわない。
CBではおいしいビールが待っている!

がらがら
がらがら

朝食
今日の朝食

車両はがらがらであるが、この路線は由緒ある路線のようである。
リンツ・CB間の路線というのはヨーロッパ大陸で最古の鉄道路線ということだ(1832年完成)。
しかし、車窓からの景色は特筆することはない。
車窓からの景色に期待するならば、ヴァッハウ渓谷方面に行った方がよいのだろうがかまわない。
CBではおいしいビールが待っている!

車窓から
車窓から

チェコの駅
Velešínというチェコの駅

午前9時18分、Kapliceという駅に到着。チェコに入ったようである。
駅名標の様式がオーストリアと違っていたり、駅名の文字に"v"のような記号がついていたり。
景色に大きな変化はないけれど、こうしたことからチェコに来たことを実感する。
さて、列車は何の問題もなく定刻にCB駅に到着した。
CBは人口10万に満たない小さな町であるようだが、駅舎は大きくて古そうである。
まずは、ここから徒歩10分ほどの旧市街の広場に向かうことにした。

CB駅
CB駅。駅舎にMCMVIIIの文字がある。1908年にできたらしい
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リンツで [2015中欧3ヶ国の旅]

2015年12月29日(火) 午後5時21分 オーストリア共和国 リンツ

三位一体の柱
三位一体の柱。高さは20メートルある

路面電車から大きなモニュメントが見えたので、とりあえずそこで降りてみた。
大きなモニュメントは「三位一体の柱」というもので、1723年に建てられたものである。
ペストなどの禍が収まったことに感謝して建てられたものであるらしい。
このような記念柱はウィーンでも見たことがある。
チェコのオモロウツというところにある記念柱はその柱自体が世界遺産となっている。
オモロウツは、プラハからポーランドのクラクフに向かう夜行列車で通過したことがある。
通過しただけであるから記念柱は見ていない。熟睡していたため通過したことも知らない。

ハウプト広場①
ハウプト広場の路面電車乗り場

この記念柱が立つのは、ハウプト広場というところ。
さて、ここからどこへ行こうか?
とりあえず、ドナウ川の方へ歩き出す。
天使がひっくり返っているイルミネーションがかわいらしい。

ドナウ川
ドナウ川

橋のたもとに来て、ドナウの流れにしばし見入る。
「青く美しきドナウ」か。
しかし、今、青いのは川岸のガラス張りの建物である。
ガイドブックによると、この建物はレントス美術館というところらしい。
ただし、開館は午後6時まで。もう閉館の時間だろう。

レントス美術館
レントス美術館。クリムト、ココシュカなどがあるらしい

とぼとぼ、ハウプト広場に戻ってくる。
お土産屋さんがあったので入ってみた。
ここまで今回私は、スロヴェニアではスロヴェニア・トランプを、
ザルツブルクではモーツァルト・トランプを購入している。
リンツでリンツ・トランプみたいなものは売っているであろうか?
トランプ、トランプと言うと、今はあのトランプを思い浮かべてしまうが・・・。
もちろん、ここでのトランプというのはそのトランプは全然関係ないトランプなのである。

トランプ
モーツァルト・トランプとスロヴェニア・トランプ

さて、入店してみたら、リンツ・トランプは売っていなかった。
リンツはオーストリア第3の都市であり、売っていてもおかしくないと思ったのだが。
カエルを発見しようともしたけれど、これも見つからず。
結局、カンガルーのポストカードを購入した。
道路標識を模したデザインで、"NO KANGAROOS IN AUSTRIA"という文字がある。
「オーストラリア」と「オーストリア」を間違えてやってくる観光客には、実にありがたい標識である。
これを購入しようとしたところ、店員からドイツ語で何か話しかけられた。

ポストカード
オーストリアにカンガルーはいません

・・・。全くわからない・・・。
絶句していると「スタンプ」という言葉が聞こえた・・・。
そうか、今切手を貼って投函するかどうか尋ねられているのか・・・。
いや、その必要はない。
私は旅先や美術館などでポストカードをよく買うが、一度も投函したことはない。
想い出の品として、アルバムに保存しているだけである。

ハウプト広場②
ハウプト広場。左奥の方に見える高い建物が旧大聖堂

ハウプト広場からは旧大聖堂というバロック式の教会が見える。
ここはかつて、アントン・ブルックナーがオルガン奏者を務めていた教会であるそうだ。
近くに行ってみたが、どうも入れる気配がなかった・・・。
ブルックナー関連で言えば、リンツ近郊にザンクト・フローリアン修道院というところがある。
ブルックナーはここのオルガン奏者も務めたそうで、今、ブルックナーはこの修道院で眠っている。
そんなわけで、この修道院も行ってみたかったのだが、時間がないので断念・・・。
修道院はガイドツアーでの入場となるが、このツアー、冬期は開催されないという情報もあった。
冬期はこの例に限らず、見学できなかったり、見学時間が短縮されているところがかなりある。
そんなことを考えずに、取材計画を立ててしまったのだから仕方がないが、ちょっと悔しい・・・。

食べたもの
この日も面倒くさくなって、駅構内のスーパーで購入したもので夕食を済ます・・・
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リンツへ移動 [2015中欧3ヶ国の旅]

2015年12月29日(火) 午後2時06分 オーストリア共和国 ザルツブルク 

ポスト
オーストリアの郵便ポストは黄色

門にある案内板を見ると"FRIEDHOF"とあるので、ここは墓地なのである。
案内板にはさらに"MOZART"とある。その後には"NISSEN・WEBER・DOPPLER"と続いている。
アマデウスの父、レオポルトが眠る墓地であろう。ガイドブックでちらと見た気がする。
"MOZART"に続く、"NISSEN・WEBER・DOPPLER"は何のことだろう・・・。
"WEBER"はアマデウスの妻コンスタンツェが、作曲家ウェーバーの従姉だからだろうか?
"DOPPLER"は、「ドップラー効果」にその名を残す物理学者、ドップラーのことだろうか?
"NISSEN"についてはまったくわからない・・・。

墓地
ザンクト・セバスチャン墓地。"MOZART・NISSEN・WEBER・DOPPLER"の文字がある。

ただ、墓地に足を踏み入れると、すぐにアマデウスの父レオポルトのお墓が見つかった。
小さな石版が立てられているだけであり、なんとも簡素なお墓である。
アマデウスの妻、コンスタンツェの墓石の方が大きく、その傍らについでのようにしてある。
ちょうど日本人観光客が私の横に来て、お父さんのお墓か。とつぶやいて手を合わせていた。

父レオポルトのお墓
レオポルト・モーツァルト (1719-1787) のお墓

妻コンスタンツェのお墓
コンスタンツェ・モーツァルト (1762-1842) のお墓

パラケルススのお墓
医者・錬金術師であるパラケルスス (1493-1541) のお墓もここにある

コンスタンツェの墓石には、"Constantia von NISSEN"の文字。ここで"NISSEN"が出てきた。
調べてみたら、コンスタンツェがアマデウスの死後、再婚したのがニッセンという人だった。
このニッセンという人はモーツァルトの伝記を著したことで知られているということだった。
モーツァルトの生家を訪れた直後でありながら、そんなことも知らない私である・・・。

エリザベート像
ザルツブルク中央駅の駅前広場にあるエリザベート像

墓地をしばらく散策した後、ザルツブルク中央駅方面に地図を見ながら、今度は確実に戻った。
ホテルに預けていたスーツケースを受け取り、中央駅構内へ。リンツへ移動である。
時刻表で列車の発車時刻を確認し、午後3時12分発のIC741という列車に乗ることにした。
券売機を操作して乗車券を購入。リンツまでは1時間ちょっとの乗車だが26.00ユーロもした。

ザルツブルク中央駅で
意味わかんないんすけど・・・(ザルツブルク中央駅で)

時刻表
発車時刻の掲示

ザルツブルク中央駅のホームで
ザルツブルク中央駅のホームで

この辺りは車窓からの景色がいいのかも知れないが、どういうわけかあまり覚えていない。
乗車時間が短く印象に残らなかったのかも知れない。まあ、もう1年近く前のことではある。
列車での移動にこだわった旅をしている割には、車内では寝てしまっていることもままあるし・・・。
なんたることであろうか・・・。

リンツ中央駅構内
リンツ中央駅

リンツ中央駅
リンツ中央駅

リンツ中央駅に到着したのは、午後4時30分になる少し前。空はもう暗くなり始めている。
リンツの宿泊も駅前のホテルである。
Ibis Linz Cityというホテルで9000円ほど。
オーストリアでは、チェックイン時に1~2ユーロ程度の宿泊税を取られる。
ポケットから1ユーロコインを取り出して、これを支払い部屋へ向かう。
このシステム、ザルツブルクに宿泊した際にはよくわからなくて、実は少々戸惑った・・・。

泊まった部屋
泊まった部屋

さて、時刻は午後5時を回ったところだが、もう本当に暗い。
暗いけれどもまだ午後5時ということで、リンツの中心部に出かけてみることにした。
中央駅に戻り、地下の乗り場から路面電車に乗車。
リンツ市内を取材できるのは今夜の限られた時間だけである。
それなのに・・・。私は24時間有効の乗車券(4ユーロ)を購入してしまった・・・。
なんたることであろうか・・・。

路面電車
路面電車
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ザルツブルク旧市街で② [2015中欧3ヶ国の旅]

2015年12月29日(火) 午前11時19分 オーストリア共和国 ザルツブルク ゲトライデガッセ

ゲトライデガッセ
ゲトライデガッセ

モーツァルトの生家から出てきて、ゲトライデガッセを歩いて行く。
さすがにもう観光客の姿が見られるが、そこをかき分け、メンヒスベルクのエレベーターへ。
このエレベーターから近代美術館のある高台に行くことができる。料金は往復で3.50ユーロ。
料金を払うと、バーコードのついたへなへなしたレシートを渡される。
これをゲートのセンサーに読み取らせて入場し、エレベーターに乗り込む。

エレベーター乗り場

高台へ向かうエレベーターの乗り場

にぎやかなゲトライデガッセを通り過ぎ、このエレベーターに乗り込んだのには理由がある。
それは、近代美術館に行きたかったから!ではなく、高台からこの町を見てみたかったからである。
もっと言うと、その高台はまたまた「サウンド・オブ・ミュージック」のロケ地なのである。
エレベーターで3.50ユーロも払うのは解せなかったが、すべてはロケ地のためなのである。

高台からの眺め①
高台からの眺め

上階に到着すると、確かに美術館らしき建物が隣接している。
そこには寄らずに屋外に出る。向こうに聳える城塞とその麓の旧市街が一望である。
これは・・・。これは確かにいい景色である。
そして、また私は「サウンド・オブ・ミュージック」の場面を脳内で再生させる。
すると、やっぱりこの展望台の坂道をマリア先生と子供たちが歌いながら歩いて行く・・・。
この場所も「ドレミの歌」のシーンで登場したのだった。
モーツァルトの生家はあの辺りだな。などと想像しながら町を眺める。
天気がよくて本当によかった。

ドレミの歌のロケ地
このあたりも「ドレミの歌」のシーンで登場する

高台からの眺め②

展望台には30分ほど滞在していただろうか。
旧市街の方に降りてくるともう正午を過ぎている。昼食の時間である。
どこか適当な場所はないであろうか?
うろうろしていると、「サウンド・オブ・ミュージック」のロケ地があちこちに現れる。
そこをサウンド・オブ・ミュージック・ツアーのバスが走り抜けていく。
まったく、この町はモーツァルトはもちろんだが、この映画の恩恵を多分に受けている。

馬洗い池とバス
馬洗い池(ここも映画に登場する)の前をサウンド・オブ・ミュージック・バスが通る

さて、私が昼食を取るために訪れたレストランはHargenauerstubenというところ。
よくよく見たら、モーツァルトの生家と同じ建物の1階であった。
モーツァルトの生家の入口の反対側の方にレストランの入口はある。
食べたものは掲げたようなサーモンの料理で14.90ユーロ。
これとビールはErdingerの0.30mlでこれは3.40ユーロ。
店内は広くはないようだが、スムーズに食事ができた。
会計後のレシートには、しっかりとモーツァルトの横顔があしらわれていた。

飲んだもの
飲んだもの

食べたもの
食べたもの

昼食後は、大学広場と呼ばれる辺りの出店を冷やかしたりしながら歩いた。
近くには、まだクリスマス・マーケットも出ているエリアがあったりする。
ただ、特別に何かを買うということはしなかった。
買ったのは、ザルツブルク・トランプくらいなもので、またトランプ・コレクションが増えた。
そういえば、ザルツブルクでもカエルを捕獲しようとしたのだが、見つからなかった・・・。
さて、時刻は午後1時半である。ちょっと早いかも知れないが、私は駅の方に戻ることにした。

祭壇

大学広場に面するコレーギエン教会というところの祭壇

本当ならば、ホーエンザルツブルク城塞とかを訪れてもいいのかもしれないが・・・。
もう、モーツァルトにも「サウンド・オブ・ミュージック」にも、だいぶ浸ることができたから満足だ。
それに、今夜はリンツ滞在である。
リンツに早めに移動すれば、リンツも取材できるかも知れない。
と、私は地図も見ずに、わかったふりしてこの町を駅に向かって歩き出した。
すると、案の定・・・。遠回りの道を私は歩いていたのである・・・。
その代わり?というか何というか。私はとある墓地に辿り着いた・・・。

クリスマス・マーケット
クリスマス・マーケット
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モーツァルトの生家 [2015中欧3ヶ国の旅]

2015年12月29日(火) 午前10時15分 オーストリア共和国 ザルツブルク

大聖堂前の広場
大聖堂前の広場

ゲトライデガッセという通りが、ザルツブルク旧市街の中枢にはある。
この旧市街中心の通りに面して、モーツァルトの生家はあるのだ。早速入ってみる。
チケットを購入するには階段で2階に上がり、さらに展示のある上階へ向かう。
チケットは10ユーロ。ヘナヘナしたレシートを渡されるのみでこれは味気ない。

モーツァルトの生家

モーツァルトの生家

こういう歴史的な人物の生家および住居というのは、これまで、いくつか訪れたことがある。
作曲家で言えば、だいぶ前にドイツのボンにあるベートーヴェンの生家に行ったことがある。
フィンランドのアイノラというところにあるシベリウスの住居を訪ねたこともある。
ベートーヴェン、シベリウス。いずれも私にはとても面白かった。

ベートーヴェンの家.jpg
ベートーヴェンの家(2005年)

ベートーヴェンの生家。生まれた部屋には、ぽつんと胸像が置いてあるのみであった。
シンプルな展示。でも、そのおかげでその部屋が特殊な空間であることがよく伝わってきた。
もちろん、他の部屋ではベートーヴェンゆかりの品がたくさん置いてあった。
シベリウスの家には、いろいろ置いてあったけれど、生前そのままの感じである気がした。
シベリウスは亡くなったのが1957年であるから、まだ生々しいような感じがしたのである。
このような施設はきっと、その偉人を身近に感じられるところに魅力があるはずである。

アイノラ
シベリウスの家があるアイノラ(2011年)

さて、モーツァルトである。
私は以前、ウィーンのモーツァルトの住居を訪ねたことがある。
そこは、モーツァルトが「フィガロの結婚」を作曲した家ということであった。
ここが、期待外れだったのである・・・。
最新のテクノロジーを駆使した展示になっていたようであるが、そんなことはどうでもいい。
モーツァルトの時代の品も少なく、モーツァルトを感じられなかったのである。
エレベーターで最初の展示室に上がるのも個人的には興ざめであった・・・。

モーツァルトの家.jpg

ウィーンにあるモーツァルトの家(2007年)

しかし、ザルツブルクの生家はさすがにすばらしかった。写真撮影は禁止であるが。
展示が充実している。モーツァルト一家の肖像画がここには勢揃いしている。
父、レオポルトの肖像画。母、マリアの肖像画。姉、ナンネルの肖像画。
モーツァルトの肖像画には何枚かあるけれど、それも有名なものが一堂に会している。
礼服を着た得意そうな6歳のモーツァルト。勲章を首にかけている21歳ころのモーツァルト。
このような肖像画はモーツァルト・ファンなら、いずれもどこかで見たことがあるものだ。
そして、ランゲ作の未完成の謎めいたモーツァルトの肖像画。これもしっかりとあった。
この作品はやはり特別であるのか別室にある。まるでルーブルの「モナ・リザ」のごとくである。

日本語の説明
モーツァルトの生家の入口にて

モーツァルトの生まれた部屋では、いろいろと展示物があった。
これは、ベートーヴェンの生まれた部屋に、胸像がぽつんと置いてあったのとは対照的である。
ただ、その展示物がモーツァルトの使用したヴァイオリンであったり、煙草入れであったり。
本当に貴重なゆかりあるものが展示されているから、その空間のオーラには感じ入ってしまう。
中でも一番インパクトがあったのは、やはり、モーツァルトの髪の毛だろうか・・・。

モーツァルトの髪の毛.jpg

プラハ、ベルトラムカで。モーツァルトの髪の毛(2007年)

モーツァルトの髪の毛は、以前、プラハのベルトラムカというところでも見たことがある。
解説を見ると、モーツァルトの髪の毛というのは何カ所かに現存しているそうだ。
ただし、これらを鑑定してみると、中には同一人物でないものがあったのだとか・・・。
そのことを解説を見ながら興味深くメモをしたのだが、その紙片が今とっさに見つからない・・・。
まあ、この生家にある髪の毛は本物であるということらしい・・・。
本当は、髪の毛なんてことはどうでもいいのだけれど・・・。
でも、やっぱり本物となれば、ファンとしては興奮してしまうのである・・・。

ゲトライデ通り
ゲトライデガッセ

他にも、生家では当時の時代背景が理解できる資料などが展示されており、見応えがあった。
ミュージアム・ショップも充実している。私はCDとポストカードを1枚購入した。
CDは、モーツァルトが実際に使用したクラヴィーアでモーツァルト作品を演奏したものである。
録音も生家でなされたものであるらしい。演奏者は著名なピアニスト、アンドラーシュ・シフ。
このモーツァルトのクラヴィーアも生家にちゃんと展示されていた。
ポストカードは、やっぱりランゲ作の未完成のモーツァルトの肖像画である。
拙い肖像画かも知れないが、本当に不思議な雰囲気を湛えている。
思わず購入してしまった・・・。

買ったもの
モーツァルトの生家で買ったCD(19.90ユーロ)と未完成肖像画ポストカード(0.40ユーロ)
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