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ウランバートルのホテルで [2016K23次で行くモンゴルの旅]

2016年9月18日(日) 午後4時10分 モンゴル国 ウランバートル

ウランバートルで
ウランバートル市内

この記事を書いている今、平成29年大相撲春場所、幕内最高優勝はまだ決まっていないのだが。
よほどのことがない限り優勝力士は決まりであろう。なんともモヤモヤしている。
なぜ、大相撲の話題から始めたのかというと、まあ、モンゴルの取材記事ということもある。
それに、この取材期間は平成28年大相撲秋場所が開催されていたときである。
平成28年大相撲秋場所の幕内最高優勝力士は豪栄道豪太郎関であった。

さて、ウランバートル駅で両替を済ませた我々はタクシーと交渉し、市内中心部を目指した。
交渉はN氏が中心となり行ってくれた。私は傍観していたのみである。
ガイドブックによると相場は3000トゥグルク(日本円で120~30円ほど)とある。
しかし、ガイドブックのこの情報は古いのであろう。だれもその額で連れて行ってはくれない。
例えば、ひとりは10000トゥグルクだと言ってきて、その強気を崩さなかった。
すると、そのわきから5000でいいよというドライバーが出てきたので、このタクシーに乗車。

駅から中心部のチンギスハーン広場を目指す。2キロも無い距離であろう。
だが、渋滞しておりなかなか進まない。
言い忘れたが、N氏は今夜別の列車に乗車し、ロシアのイルクーツクを目指すことになっている。
だから、その列車が出るまで束の間のウランバートル観光である。
スウェーデン人のT氏はこのままウランバートルの滞在である。

チンギスハーン広場
チンギスハーン広場

タクシーは平和大通りを進んでいき、無機質なチンギスハーン広場の脇に停車した。
5000トゥグルクを適当に3人で分け降車、広場から私が宿泊するホテルが見えた。
"SPRINGS HOTEL"というところである。駅で両替したトゥグルクの紙幣で宿泊代金を支払う。
カードも使えるのに、細かいトゥグルクの紙幣で支払うのはスマートではなかった・・・。
この間、T氏、N氏の2人はロビーで待機してくれていた。
支払いを済ませた私に、N氏から提案があった。
今晩3人で食事をしませんかということである。断る理由は無い。

スプリング・ホテル


それでは、午後6時にマルコポーロ像の前で待ち合わせしましょう。
ということになり、3人は一時解散である。
T氏は予約してあるホテルへ(中心部から少し遠いようだ)。
N氏はウランバートル随一の百貨店、ノミンデパートへ車中の食料の買い出しへ。
さて、私は・・・。
実は密かに楽しみにしていることがあった。

ホテルの部屋
泊まった部屋(1泊87US$)

ウランバートルは午後4時を過ぎたところである。
日本とモンゴルの時差は1時間だが、この時期(3月末~9月末)サマータイムを導入している。
これにより日本との時差は無い状態。つまり、日本も午後4時である。
となると、大相撲秋場所の幕内の取組が始まっている頃ではないか。
モンゴルでも日本の大相撲は生中継されていると聞いていたので、これを見てみたかった。

豪栄道・嘉風戦
豪栄道・嘉風戦(寄り切りで豪栄道の勝ち)

テレビをつけ、適当にチャンネルを変えていると、しっかり大相撲中継の放送がされていた。
NHKの映像をそのまま使用し、そこにモンゴル人のアナウンサー、解説者が音声をのっけている。
日本における大リーグ中継のような感じである。
モンゴル語はさっぱりわからないが、聞いていると面白い。
当然力士の名前はそのままだし、決り手の名前もそのままである。
髙安については「シンセキワケタカヤス」とか言っている。
それにしても、稀勢の里はどうなってしまうのだろうか。見るのがつらい。

北の富士
解説は勝昭氏でした
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ウランバートル駅到着 [2016K23次で行くモンゴルの旅]

2016年9月18日(日) 午後0時16分 モンゴル国 K23次の車内

コンパートメントから①
コンパートメントから

K23次に乗車して1日以上経過し、ウランバートルまであと数時間である。
羽田では北京行きの飛行機が遅れに遅れどうなることやらと思ったが、まあ順調である。
今回の取材2回目のお昼である。私は再び食堂車に行ってみることにした。
中国国内を走っているときは中国仕様の食堂車であった。
モンゴルに入国した今はモンゴル仕様の食堂車が連結されているのではないか?

K23次の最後尾
K23次の最後尾

コンパートメントを出て、いくつか向こうにある車両へ歩いて行く。
どんどんK23次の後方車両に歩いて行ったが、突然K23次はプツンと終わっていた。
食堂車はもう連結されていないようであった。
仕方がないので、いちばん後方まで行って、窓の向こうにずっと延びる線路を撮影して戻る。
廊下はプーンと洗剤の匂いが漂っている。車掌達がもう車内の清掃を始めているようであった。
ウランバートルがいよいよ近づいてきたようだ。

コンパートメントから②
コンパートメントから

食堂車がないけれども、お昼時であるからおなかがへる。
同室のT氏に断りを入れ、持ってきたカップラーメンを食べることにした。
車両の端にお湯を調達できるところがあるので、そこでお湯を入れてくる。
T氏はこのシステムを知らなかったようで、そんなことができるのか!と少々驚いていた。

カップ麺
カップ麺

馬が駆けていく
馬が駆けていく

車窓からの景色は変わらない。
何もない。ずっと草原が広がっていて、そこを馬や牛の群れが駆けていく。
そんなところを時折車が通過していく。
T氏と「あ!車が来た」などとしょうもない会話をしていた。
だが、その景色も午後3時頃になると次第に変化し、木々が見られるようになった。
そしてモンゴル式移動住居「ゲル」ではない住居が現れ始め・・・。
さらに巨大ビルがいくつか見られるようになったらそこがウランバートルであった。
草原の真ん中にポツンとある都市であることが実感できる。時刻は午後3時35分。定刻である。

景色が変わり始めた

住居が現れる
景色が変わり始めた

私が予約しているホテルは町の中心部にある。
駅から町の中心部に到達するには、バスやタクシーという交通手段を使うことになる。
K23次の車内で知り合ったT氏、N氏と一緒にタクシーで中心部まで移動することにした。
その前に、モンゴルの通貨を所持していない我々は駅で両替をすることにした。

街になってきた

今日は日曜日であるから、T氏は両替所は閉まっているのではないかと危惧していた。
しかし、その心配は杞憂でしっかり開いていた。私が指摘したようにATMもちゃんとあった。
ATMを見つけたT氏はクレジットカードを挿入し、モンゴルの通貨トゥグルクを得ようとした。
しかし、カードを挿入した瞬間、ATMの画面は真っ暗となりカードは戻ってこなくなった!
T氏はすごい剣幕で近くの職員にカードを返せと英語で訴えている。
だが、英語が通じないようである。まあ、通じなくても状況から見てわかるだろう。
ようやく通りかかった警察に処置してもらってT氏のカードは戻ってきた。

ウランバートル駅
ウランバートル駅到着

これがあるからカードはこわいところがある。
私は有人の両替所でトゥグルク紙幣を得ることにした。
両替所の職員がトゥグルク紙幣をカウンターにかける。
途中でバシッといって、よれよれになった紙幣がはじき飛ばされる。
職員はこの一連の作業を2回ほど繰り返し、私にトゥグルクの札束を差し出した。
両替をしすぎたかもしれない。ちょっと困惑しながら札束を受け取った。

駅前
ウランバートル駅駅前
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チョイル駅 [2016K23次で行くモンゴルの旅]

2016年9月18日(日) 午前11時14分頃 モンゴル国 チョイル駅

車窓から
車窓から

K23次はチョイル駅に到着した。この駅には十数分停車することになっている。
プラットホームに降りてみた。
乗車口を降りてすぐのところに、物売りが待機していた。
ショッピングカートの中にコーラなどのドリンク類、菓子類などを入れて待っている。
が、誰も買おうとはしない。というか、買う人はいるのであろうか?
物売りは母と子の親子であるように見えた。特にしつこくセールスしてくることもない。

チョイル駅①
チョイル到着

プラットホーム
プラットホーム

プラットホームに降りるとT氏は大きく深呼吸をして、空がきれいだと言った。
駅舎は明らかに中国の駅とは違う。ロシア風というのか。それともこれがモンゴル風なのか。
時計がぶっ壊れているのが印象的である。
駅の周囲はとても閑散としているが、そこに銀色の像が建っている。
遠くから見ただけだが、どうもやり投げの要領でロケットを投げている人物の像に見えた。
珍妙な像であると思った。造形はいかにもこの国が社会主義国であったことを感じさせる。

チョイル駅②

駅舎①
Чойр(チョイル)駅の駅舎。時計がぶっ壊れている

この時はわからなかったが、帰国後、チョイルに着いて調べていたら、像の正体がわかった。
この像はジェクテルデミット・グラグチャという人を記念するものであるようだ。
ジェクテルデミット・グラグチャはモンゴル人初の宇宙飛行士となった人物である(1981年)。
アジア人でも2番目の宇宙飛行士だそうだ(アジア初はベトナム人とのこと)。
通りでロケットをモチーフとしていたわけだ。

像
記念碑

駅舎の中を見てきたN氏は、スターリンの写真を見つけたらしい。
もう発車間際だったので、私自身は確認をしなかったが、未だにそんなものを飾っているのか。
チョイルではそういった社会主義時代の痕跡を目にし、コンパートメントへ戻った。

駅舎②

チョイルを出発すれば、次に停まるのはウランバートルである。
午後3時半頃の到着予定。4時間近くある。
それまでの間、スウェーデン人のT氏と九州から来たN氏と私はいろいろ会話をした。
N氏は私よりよっぽど英語ができるので、T氏との会話もスムーズそうであった。

空
チョイル駅の空

英語がダメな私ではあるが、スウェーデン人のT氏に訊いてみたいことがあった。
近年、新札が発行されたスウェーデンの紙幣のことである。
この紙幣。肖像にグレタ・ガルボやイングマール・ベルイマンが採用されていると聞いていた。
映画ファンならたまらない顔ぶれである。
この話をふったところ、T氏はその通りだ!と言ってとても喜んでくれた。
ベルイマンは偉大な監督ですよね!と私は応じたが、実はそんなに作品を見ていない・・・。

K4次
モスクワから来たK4次とすれ違った!

私が映画好きであることを知ったT氏は、「スター・ウォーズ展」のことを話題にした。
ウランバートルで「スター・ウォーズ展」が開催されているというのである。
T氏はそのことが掲載されている雑誌をカバンから取り出そうとしたが、見つからなかったようだ。
モンゴルで「スター・ウォーズ展」?
ピンとこなかったし、ウランバートル滞在中もそのような展覧会の情報は確認できなかった。

チラシ

スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス(1999年)の映画チラシ

翌日、ウランバートルでモンゴルの伝統芸能を鑑賞した私はハッとした。
アミダラ女王そっくりの衣装をまとった人が出てきたのである。
あれは日本の影響を受けたものだとばかり思っていたが、実はモンゴルだったのか・・・。

伝統芸能
伝統芸能
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国境越え [2016K23次で行くモンゴルの旅]

2016年9月17日(土) 午後10時頃 K23次の車両内

二連浩特で
二連浩特で

食堂車からコンパートメントに戻ってきた後も酒盛りは続いた。
スウェーデン人のT氏が北京で購入してきたという白ワインを3人で空ける。
T氏はモンゴルの紙幣をどこで入手するかをしきりに気にしていた。
ウランバートルの駅で両替できるだろうと答えたが、T氏は納得しない。
到着する明日は日曜日なので、両替所は閉まっているのではないか?と問う。
まさか。と思ったが、駅にはATMがあるはずだと伝えると、とりあえず安心をしたようである。

持ち上がる車両
持ち上がる車両

酒ばかり飲んでいてトイレに行きたくなる。行っておかないとたいへんなことになる。
二連浩特(エレンホト)に到着すると、列車は台車交換の作業がある。
その間、トイレの使用は禁止である。
しっかりトイレに行き、整えておかねばならない・・・。
準備万端。K23次は二連浩特の駅に到着した。

作業中①
作業中

駅では台車交換の作業を乗客は車両に乗りながらにして見学することができる。
意外なことに、写真を撮っても何も言われない。私は写真を撮りまくってしまった。
こういうことは中国では厳しく規制されていそうなものであるが・・・。
乗車している車両が持ち上げられ、台車がその下部に入り込んでくる。
各車両同様の作業を行っている関係からか、車両は何度も前進後退を繰り返した。
やがて人民達は作業を終え、暗闇の向こうへ帰路についていった。
ドヴォルジャークの「家路」がBGMとして似合いそうな光景であった。

作業中②
作業中

私は眠くなってきた。また、整えていたはずなのにトイレにも行きたくなってきた!
しかし、車両は停車したままで未だ動き出す気配はない。つまりトイレは使えない・・・。
私はついに我慢できなくなった。ええい!「裏技」を駆使してすっきりするのだった。
そして、T氏に就寝することを告げ、2段ベッドの下段に横になった。
もう一人のN氏も隣のコンパートメントに戻っていった。

帰って行く作業員
帰って行く作業員たち

深夜だったろうか、旭鷲山みたいな女性の車掌がパスポートを返却してきた。
酔っていたこともあり、眠かったこともあり、半年近く前ということもあり・・・。
いつ、車掌にパスポートを渡したのかもいまいち記憶がおぼろげである。
パスポートみたいな大事なものをこのような扱いでいいのだろうか・・・。
とにかく、パスポートには中国出国、モンゴル入国のスタンプがしっかり押されていた。
そのスタンプを眠い目をこすりながら確認した後、また寝台に横になった・・・。

サインシャンド駅で
サインシャンド駅停車中

翌朝、目が覚めた時、列車は停車していた。
時計を確認すると、午前7時51分。おそらくサインシャンド駅に停車しているのだろう。
サインシャンド駅は午前7時15分着、午前7時50分発ということになっている。
プラットホームに出てみたかったが、この通り、もう発車する時間である。
もう少し早く目覚めていたら、いち早くモンゴルの空気を吸うことができたのに。
T氏を見ると、2段ベッドの上段でまだ寝ているようである。
私も眠かったので、二度寝をすることに・・・。

車窓から
車窓から

午前10時前、再び起きると、T氏はソファーに腰掛けずっと広がる草原を眺めていた。
きっとよく眠る日本人だと思われていたことであろう・・・。
私も車窓からの景色を眺める。
早くもゲルが点在していたり、ラクダが登場したり。モンゴルに来たことを実感する。
K23次は北へ北へと走っていく。次の停車駅はチョイルという駅である。
午前11時13分到着予定となっている。チョイル駅はぜひプラットホームに降りてみよう。

ラクダ
ラクダたち
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