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サイゴン駅行きの列車 [2017ベトナムの旅]

2017年5月6日(土) 午前11時36分 ベトナム社会主義共和国 サイゴン駅行きの列車の中

ニャチャン駅
ニャチャン駅で

サイゴン駅まで約8時間の列車の旅。
考えてもみれば、これは日本からベトナムへのフライト時間よりも長い…。
その間、私はただ座席にぼんやりと座っていただけであった。
まったく立ち上がることもなかった。トイレにすら行かなかった…。
居眠りしていたかというとそういうわけでもない。本当にただ座っていたのである。
不思議なことに長いとは感じなかった…。
なんだろうか。車両内の人間を観察している内に時間が経ってしまったのであろうか?

お食事
車内販売

ニャチャン駅を出発して間もなく、SE5の車両内では昼食の販売があった。
お弁当。ではない。
車掌がカートに出来合いの料理を乗せて運んでくる。
手を挙げ、食事を希望すると、車窓は皿に料理を盛り付け、適当に調味料をかけ、渡してくれる。
端から見ていると、そういうシステムのようだった…。
さて、肝心の味であるが、私はぼんやりしていたので、食事を得る機会を逸してしまった…。
カートはどんどん向こうへ去って行ってしまった…。

私は小学生時代の給食のことを想い出した。
給食の配膳当番。この係は、なるべく各人に平等となるように食品を分け与えねばならない。
しかし、不器用な私はこういうことが苦手で、どうしても平等に配膳することができなかった。
別にそのことをなじられることはなかったが、どうもいつも気になってしまうのであった。
その点、ベトナムの車掌はどうだったか。
明らかに、残りかすをかき集めたのを配膳されている客がいたのを私は目撃した…。

車両の上部にはテレビモニターが設置されていて、映画を上映している。
"RIO"というインコを主人公にしたアメリカのアニメであった。
音はよく聞こえない。というより車両内のおしゃべりの声がうるさい。
まあ、音が聞こえなくても、なんとなく画面を見ているだけでストーリーはつかめた。

トウモロコシ
トウモロコシ

車掌がまたカートをひいてやって来た。
今度は茹でたトウモロコシのようである。これならば不公平はさほど生じないであろう…。
私は1本購入して食べてみることにした。値段は25000ドン(120円ほど)だった。
これを購入したところ。私の左隣のおばさんが何か言ってきた。当然ベトナム語。わからない…。
相変わらず左足を窓枠の辺りに引っかけながら、すごい格好で座っている。
このおばさんは時折、想い出したように私に何か語りかけてきたが、なんと言っていたのやら…。

トウモロコシは日本で食べるものとまったく違うものだった。
モチモチしている。ちっともシャキシャキしていない。
モチモチと噛んで、その甘みを楽しむのかもしれないが、私はシャキシャキしたのがよいなあ…。
食べ終わった後は指がベトベトする。これは日本で食べてもそうなのだけれど…。
だから、本当はトウモロコシそれほど好きではないのです。歯に挟まるし…。
そんなこと言ってもしょうがないか。

サイゴン駅降車する客
サイゴン駅で降車

列車はガイドブックにも載っていないような駅にいくつか停車しながら進んでいく。
次第に空は暗くなる。サイゴン駅が近づくと、意外にも列車内の客は減ってきた。
そのサイゴン駅のちょっと手前で若者の集団が乗ってきて、車両内でガンガンに音楽をかけていた。
誰も注意しない。日本じゃ考えられないが、これはこれで心に余裕があるのかもしれない…?
午後7時10分過ぎ、SE5の列車はサイゴン駅に無事到着。ほぼ定刻であった。
駅を出ると、タクシーがずらりと待ち構えている。
では、予約してあるホテルへ向かいますか…。

サイゴン駅到着
サイゴン駅到着
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